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セント・ルカ産婦人科では不妊治療と一般婦人科疾患(お産以外の女性疾患)の診療を行っています。

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プレコンセプション・妊活セミナー 卒業生のお話

<2025年3月29日開催>

私は、セントルカ産婦人科で約1年間の治療期間を経て、体外受精で第1子を授かることができました。
今日は私が体験してきた不妊治療や、その中で感じたことをお話させていただきます。皆さんそれぞれ、悩みや状況は違うと思いますが、何か1つでもお役に立つことがあればと思っています。よろしくお願いいたします。

まず、私が不妊治療を始めたきっかけや治療について、体験談をお話させていただきます。
結婚し数年の間に子どもがほしいと主人とは話していました。結婚して3年、そろそろ子どもが欲しいと思っていましたが授からなかったため、最初は別の産婦人科に行きタイミング法で妊活をしていました。
早めに子どもが欲しかったこともあり、できる検査は全てしたいと思い主人にも検査を受けてもらったところ、主人の精子の所見が良くなくタイミング法では厳しいかもしれないとのことで、セントルカ産婦人科を紹介してもらいました。
以前友人が通っており、無事に授かれたこと、私自身早く子どもが欲しかったこともあり不妊治療専門のセントルカ産婦人科を選びました。

まずは風疹のワクチンを打ち、さまざまな検査を行いました。今考えると風疹のワクチンを打つことで2ヶ月避妊しないといけなかったので早めに打っておけばよかったと思います。
避妊期間を経て、タイミング法からスタートしました。
約2ヶ月タイミング法で、人工授精も勧めて頂きましたが主人の精子の数値も改善しなかったので、主人ともこれからどうするか話し合い、主人も私もできれば早く子どもがほしいと意見が一致したため、人工授精をスキップして体外受精で進めたい旨を先生に伝え、私たち夫婦の希望を尊重して治療を進めて頂きました。

そこから体外受精に向けて治療をしていきましたが、正社員フルタイムで働いており通院が増えて会社を早退して行くことも増えました。私の場合は、上司に不妊治療をしていること、体外受精をするので通院が増えることを伝え仕事をしながら治療を続けることができました。会社に話して通院しやすくなったので私は話していてよかったと思いました。

正直友人が体外受精をして1回で授かっていたこと、私自身20代だったこともあり体外受精をしたらきっとすぐ授かれると期待が大きくなっていました。なので通院も多く大変でしたが、そこまで辛い、きついという気持ちにはならずに治療をしていました。

私は主人にも不妊治療のことをわかっていてほしくて通常の会話の中で、今日は病院でこんなことをしたよと話したり、採卵のために注射をしていたときも私はあまり痛みは感じませんでしたが主人の方が痛そうにしていたり、一緒に妊娠に向けて進んでいる感じがして嬉しかったです。

採卵、体外受精で結果4個凍結でき、ここまでは良かったのですが1回目の移植では妊娠できませんでした。
絶対がないことはわかっていても、自分の中で勝手に期待してしまっていた分、不妊治療を始めてから、初めてとても落ち込んでしまいました。
自分は母になれないのではないか等、さまざまな不安が頭をよぎり次の移植が怖くなりました。

1回目の移植で妊娠できなかった際、主人に伝えづらかったのですが伝えたとき、元々とても楽観的な性格なこともあり次はきっと妊娠できるよ、次の移植まで楽しみを作ろうと、出かける予定を立ててくれたり精神的に支えてもらい、我が子を抱きしめたい思いで2回目の移植をして妊娠することができました。

私が不妊治療をしている中で、1番辛かったのは1回目の移植で妊娠できなかったときに、友人の妊娠を聞いたことでした。
それまで不妊治療をしていても友人の妊娠が喜べないということはなかったのに、そのとき心から喜ぶことができず自己嫌悪になってしまいました。こんな自分は母親になる資格があるのかとまで考えてしまいましたが、そのとき諦めずに頑張ったから、今大切な子どもが目の前にいるので本当に治療を諦めずに続けて良かったです。

不妊治療しようか迷われている方は一度病院へ行き検査を受けてみることをおすすめします。主人も私も20代だから、生理不順等今まで悩むことがなかったから大丈夫、いつか自然に授かれると思っていました。問題がなくても、すぐに授かれるとは限りませんが早めに病院に行っておくことで自分の中で余裕をもって計画し治療できると思います。

最後に、不妊治療することでまわりの目が気になったり、上手くいかず落ち込んだりすることもあると思います。でも妊娠期間中や出産して我が子に会えたとき、不妊治療していた期間も無駄ではなく可愛い子どもに出会うためだったんだと思うと悩んだことさえも大切な思い出に変わります。

不妊治療は女性が行う治療が多く、自分だけ頑張っているような気になってしまいますが不妊治療を始める時、治療中しっかり夫婦で話し合いをすることで逆に夫婦の絆が深まりますし、妊娠してからも話し合う習慣ができてよかったと私は思います。

皆さんが元気な赤ちゃんを迎える日がくることを心よりお祈りしています。


セント・ルカ産婦人科セント・ルカ産婦人科

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