選別精子子宮内注入法とは、ご主人の精液の中から、良好な精子だけを抽出し、直接子宮腔内へ注入する治療法です。
その際、柔らかいチューブで注入しますので、痛みはまったくありません。
適応
精子の検査で基準以下の場合、選別精子子宮内注入法(IUI)を行います。
その際、女性側には問題が無いことが条件となりますので、腹腔鏡検査を終えて子宮内膜症などを治療してから、IUIにステップアップします。
スケジュール
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治療の開始
月経終了後(月経5日目頃)に診察に来院してください。その日から排卵誘発剤の内服や注射が始まります。その後、指定された日に診察があります。
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IUIの決定
診察時に卵胞の大きさやLHの値を参考にIUIの日が決定します。IUIを行う前日に排卵を促す注射(HCG:24〜36時間後に排卵)とホルモン採血を行います。
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IUI当日
ご主人には7:30〜8:30の間に精子を提出していただきます。精液を採取して1〜2時間で当院まで持って来られる方は自宅採精をお願いしています。
奥様のご来院は10:00頃です(精液提出時にお伝えいたします)。
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IUI施行
外来の診察室で行います。 IUIの後は内診台の上で10分間安静にしていただきます。10分間の安静後帰宅できます。通常の日常生活が可能です。
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その後の診察
1週間後に排卵確認を行います。